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2017年7月1日土曜日

出張授業(繭から糸をひく)

6月30日(金)は、北杜市立武川小学校で、理科の授業のお手伝いをしてきました。
郷土資料館で、理科の授業??と思われた方もいらっしゃるかと。

一週間ほど前に、武川小3年生のS先生から、
「春から大事に育てた”かいこ”が、繭になったので、糸をひきたいのですが」
と、ご相談をうけました。
「数年前に郷土資料館で、そのような授業をされていたと思いましたが・・・」
確かに!行なったことがあります!
とはいえ、直接携わったことはなく。
でも、児童が大切に育てた”かいこ”さん。
無駄にはできません!!

このようないきさつで実現した授業となりました。

最初に、北杜市での養蚕の歴史などを説明しました。





鍋に水を入れ、繭を煮ます。
約1分沸騰させ、そのあと半分ほどの水を足します。



繭を個々の容器に移し、歯ブラシで表面をこすり、
糸を引き出します。(作業に夢中で写真がありません。すみません。)
はじめは、上手く1本になりませんが、
しばらくすると1本になり、それを手に巻きました。

上手に糸をひいています。

一つの繭から約1,500mくらいの糸がひけるそうです。

どんどんひいていくと、


中から出てきたものは、
さなぎ
(ついこの前まで、白いかいこさんでした)

手にいっぱい巻いた児童もいました。
ツヤのあるきれいな絹糸です。

手探り状態の授業で大変申し訳なかったのですが、
目的は達成できたのかな?と思います。
武川小学校3年生のみなさん、ありがとうございました。